2009-04

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24 -twenty four- (3)

「ひな、ご飯まだ?」
旦那さまが聞いてきた。
「撮影の日はお弁当でしょ?」
「じゃあひなが買ってきて」
えっ・・・・?
「そのネックレスは外していいからさ。」
「でも・・・」
「よろしく!」

困ったなぁ。
全身ビチョビチョで買いに行けるお店と言ったら・・・

「いらっしゃいませー・・・あら。」
彩夏さんだ。あ、今は寛子さんか。寛子さんはお弁当屋さんでバイトをしながら、博司さんの仕事を自宅でお手伝いする形で生活しているらしい。
「どちらになさいますか?」
あたしの状況を一目で把握したのか、普通の対応をしてくれた。お店は道路に面したカウンターだから、お店の中に迷惑はかけない。
「唐揚げ弁当と、夏野菜弁当と、30品目サラダをお願いします。」
「少々お待ちください。・・・・・・お会計先失礼いたします。3点で1070円です。・・・丁度お預かりいたします。」
しばらくお弁当を待っている。通りを通る人は一様に驚いていた。
「学生さん?」寛子さんが自然な感じで話しかけてきた。「大変ねぇ。」
「ええ、まぁ・・・」嘘やがな。あぁ、今は寛子さんだから、仕返しできないや。
寛子さんはお客がほかにいないので、お店の前の水まきをした。これであたしから垂れた水は目立たなくなった。と同時にあたしを横の路地裏に入るようにジェスチャーした。寛子さんはニヤッと笑うと、あたしに頭から水を浴びせた。あたしは黙ってただただ水を浴びていた。
お弁当ができあがり、寛子さんはカウンターに戻った。あたしは水まき用ホースで少し自分で水を浴びた後、路地裏にホースを片づけてお店に戻った。
「大変お待たせしました。・・・・・・ありがとうございましたー」


「おかえり」
「ただいま。」
旦那様が迎えてくれた。お弁当を渡すと、あたしをまず池の中へ、お弁当を縁側に置き、あたしの頭をぐいっと押しつけた。あたしは潜りながら服を整え、ゆっくりとあがった。びちゃびちゃ垂れる水を眺めながら顔を手で拭った。旦那様がお弁当とお箸を持ってきたので、あたしは自ら池の中にいすを沈めそこに座った。そこで首と手だけを水面にだしながらご飯。池の横の岩をテーブル代わりに食べた。食べながら寛子さんに水をかけてもらった話をした。
最後の一口を食べた瞬間バケツの水を頭から浴びた。旦那さま、気が早いんだからぁ~。頭だけしか浴びてないじゃんあたし。
まもなく夜8時。着替えは長袖Tシャツにトレーナー、下はジーパン。池に浸したからすでにビチョビチョ。濡れた服を着るのは大変!トレーナーがめちゃ重い。旦那さまとプールに行き、一緒に泳ぐ。プールから上がってネックレスをつけなおすと、急激に疲れが襲った。ネックレスのシャワーに加えプールのシャワーを浴びながら休憩。耳に水が入らないように耳栓をして、仰向けに寝た。顔にネックレスのシャワーが襲うから、鼻だけは手で覆って呼吸を確保した。そのまましばらく眠ってしまったようだ。目覚めると、時刻は9時半になっていた。旦那さまは出かけたみたいだ。しばらくシャワーの中で待っていると、彩夏さんから電話がかかってきた。
「パート終わったー。いまなにしてる?」
「今ぁー?びちょびちょだよ。」
「あら、まだやってんだ。」
「朝からね」
「朝から!?へぇ。体力あるねぇ」
もうくたくただけどね。
今度一緒に遊ぶことを約束して、電話を切った。ちょうど旦那さまが帰ってきた。
「おかえり。どこ行ってたの?」
「DVD借りてきた。一緒に見よう」
シャワーの中にベンチをおかれ、あたしは先に座っていた。前から見たかったアクション映画だ。あたしと旦那さまは頭からたっぷりシャワーを浴びながらそれを見た。2時間後つまり11時30分に着替えタイムになった。熱中しすぎた。旦那さまは池からよれよれのパジャマを持ってきて、あたしはシャワーを浴びながら着替えた。着替え終わった瞬間、唐突な目眩に襲われた。昼寝したり休憩していたとは言え、さすがに限界みたいだ。旦那さまは中止をしてくれた。
「ただし、感想を言ってほしい。濡れたままでよろしくね。」
あたしは旦那さまに手伝ってもらってブレザーを着て、ジャケットを半分だけ脱いだ。透けた水着をくっきり見せながらインタビュー
「16時間びしょ濡れのままだったけど、どうだった?」
「疲れたー。でも、気持ちよかった。」
「次やるときは24時間リベンジしたい?」
「したい!もっと体力付けなくちゃね!」
「それでは最後に、プールに飛び込んで、すぐあがってね」
言われるがまま飛び込んだ。頭はクラクラしたけど、何とか最後の仕事を終えた。

今度は24時間やってやるんだから、と思いながら久しぶりの乾いたパジャマに身を包んだ。

だけどまた濡らしちゃった。プールに入って全身びしょびしょ。今日は服着てると何故か濡らしたくなっちゃうから、裸で寝ることにした。

24 -twenty four- (2)

「あ、電話だ。彩夏さんから。」
「ひなが出てね。」
「もしもし・・・」またウォーターネックレスのシャワーが始まった
『あ、ひなちゃん?彩夏です。』
「こないだのオフ楽しかったねぇー」
『また連れてってよ。よろしくね!あ、監督さんいらっしゃいます?』
「あー、ちょっと手が放せないらし・・・」
ザバアッ。バケツの水が頭から襲った。
『なに?またずぶ濡れなの?』
「へへーいいでしょ。」
『実は私もビショビショなの。首から下はね。』
「そうなんだ~」
『あ、そうそう。監督に伝えといてもらいたいんだけど、いい?』
「いいよ。」
『受領確認しました。ありがとうございました。またよろしくお願いしますって。よろしくね』
「はいはーい」
『それから、今すぐひなちゃんにバケツの水10杯浴びせてあげてってのもね』
「ええー!」
『じゃあ頼んだよ!』
「はーい。またねー」
『またねー』

電話を切った
「彩夏さんなんだって?」
「受領確認しました。ありがとう、またよろしくって」
「またよろしく、か。で、それから?」
「それからって?」
「他にもあるだろ?」
「ぐぅ。」
「寝たふりするな。」
「どうしても言わなきゃだめ?」
「彩夏さんからの大切な伝言だろ?」
「・・・ひなちゃんに、バケツ10杯水を浴びせてあげて。今すぐに。だって」
「そうかぁー。彩夏さんからの伝言だったら仕方ないなぁ。」
早速バケツの水を浴びた。彩夏さん、今度会ったら仕返ししてやるんだから!

「はい、10杯。」
「・・・・・・ぷぅ。」
「あ、また電話だ。今度は僕がでるよ。・・・大輔からだ。」
大輔というのはDさんの本名らしい。電話の間、ビニールプールにたまった水を手ですくって身体にかけながら旦那さまの話を聞いていた。
「Dか?僕だ。・・・うん・・・・それでお願い。それと・・・おお!流石だな。用意が早い。よろしくな・・・今?・・・ああ・・・そうだよ・・・24・・・マジだよ・・・さすがに24は無理だと思うけどな・・・うん?・・・さっき彩夏さんからね・・・倍?・・・分かった。」
旦那さまは電話を切った。
「大輔から20杯のプレゼントだ。たっぷり味わいな。」
「え・・・20、杯?」
ザバザバとバケツ20杯、水を浴びた。ビニールプールはすでに溢れださんばかりだった。
「僕からも1杯。」
あたしは池に入れられ、底に立つと、旦那さまはバケツではなくその満杯になったビニールプールを力一杯持ち上げた。こぼれて旦那さまも少し濡れた。そしてそのビニールプールの水をあたしにゆっくりと浴びせた。息が、息が続かない・・・鼻と口を手で守って呼吸を確保しながら全部浴びた。
「ふぇぇ・・・・・・」
グチョグチョに濡れた。こんなに大量の水はなかなか浴びた人はいないだろう。バケツ30杯以上ぶんだ。すべてあわせてバケツ60杯以上ぶんの水は浴びたことになる。あたしはさすがに疲れた。池からあがり、空になったビニールプールに寝そべった。旦那さまはシャワーをホースに切り替えた。そして中途半端に濡れているのがいやだったのか、自分でバケツの水を浴びていた。
10分ほど休憩して起きあがると、またシャワーに切り替えてもらった。
しばらくぼーっとしていると、夕方5時になった。着替えタイムだ。ベタベタに濡れたドレスを脱ぎ、乾いたブレザーを着る。久しぶりに乾いた服を着る気がする。もちろんシャワーですぐに濡れていくんだけど。
でも乾いている服というのが納得できなくて、やっぱり池に潜っちゃった。髪がぺたって張り付いたままあがって、プールに行った。
プールのシャワーで体を洗い、プールで泳ぎ始めた。服のままでも大分泳ぐのは得意になった。っていうか、結婚する前からこの家にいるけど、一緒に住んでる間は服のままでしか泳いだことないから、水着になったらどれくらいのタイムになるのかな?逆に遅かったりして・・・

24 -twenty four- (1)

夕食後、旦那さまが明日の撮影について話しかけてきた。
「明日、ひなはずぶぬれで一日過ごしてもらうよ」
「一日!?起きてすぐ濡れて寝るまでそのまま!?」
「ちょっと違うね。24時間ずぶ濡れでいてもらう」
「24時間!?」
「そうだよ。だから今日はしっかり寝てね」
「ちょ、ちょ、ちょっとまって。映像に残る時間は何時間?」
「他のシーンとの複合だから、15分くらいかな」
「たった15分のために24時間ずぶ濡れでおらなあかんの!?」
「ひなはずぶ濡れ大好きだもんな。」
「あ、うん・・・」


朝目覚める。AM08;00の時報とともにプールにおとされた。すぐにあがるとすでにビッショビショ。ここである装置を取り付けられた。首輪だ。その首輪の後ろに針金がくくりつけられている。ハンガーをリサイクルして作ったようだ。針金は頭の上に伸び、頭の上にホースとシャワーノズルがその針金でくくってある。頭の上に水が降り注ぐ仕組みだ。早速庭の蛇口にホースをつけられ蛇口を開かれる。シャワーの刺激が頭に伝わり、すぐに水が垂れてきた。これをつけたまま24時間過ごすのだ。
「付け心地はどう?僕の自信作『ウォーターネックレス24』!」
「・・・ダサい名前や」
ザバアッ。バケツの水が頭から襲う。
「すごく、いいでぷ!」「そうでしょ?苦労したんだから。針金で首を傷つけないようにとか、重量に耐えられるかとか」
「・・・その割にはチャチやな」
ザバアッ。バケツの水がまた頭から襲う。
「すごいねーこれ!これであたし24時間ずぶ濡れやん!」

濡れたパジャマを脱ぎ、前開きの服を着る。頭にウォーターネックレスの先があるから前開きしか着られない。そしてすぐにボテッと服は濡れていく。着替えても服が乾いているのは一瞬だ。すぐに水滴が服から垂れ始めた。
朝ご飯は濡れたまま食べる。これくらいは当たり前。あたしの椅子の下はすぐに水たまりができた。家の中を水浸しにしたくないから、食事以外は庭にでていることにした。
「ひな、彩夏さん参加のやつ完成したよ。一緒に観よう!」
「観して観して!」
早速旦那さまはテレビを縁側に持ってきてくれた。旦那さまは庭の椅子に座り、あたしも座ろうとした。すると
「ん?ひなは池の中に入って観るんじゃないの?」
「あ・・・・」
やっぱそうなるのか。あたしは椅子を池に入れ、池の中で座った。首まで水中に入った。
「池に入ったんだったら、そのシャワー止めても大丈夫だな。」
旦那さまは蛇口を止めてくれた。でもあたしが髪を整えるとすぐさま蛇口を開いた。
「だめだめ。髪は顔に張り付かせなきゃ。」
しばらくして蛇口を止めるとあたしはそのまま映像を観はじめた。
彩夏さんの濡れた身体、なんてセクシーなんだろう。彩夏さんが言ってたとおり初めてのシーンはなんとなく笑顔が固まってた。
20分くらい水に浸かっているとさすがに疲れてきた。映像を一時停止して、蛇口をあけてもらい、椅子を池からだした。あたしも池からあがって、濡れてる椅子に座って、再生にもどる。映像の最後までそのままでいた。
「なかなかええやん。」
「だろ?彩夏さんセクシーだったな。」
「これがWET編ね。MESSY編も見して」
「いいけどひな、ずぶ濡れじゃん」
「なにをいまさら。」
「11時だぞ。着替えの時間だ。」
そうだ。打ち合わせたときに、3時間ごとに着替えることを約束したんだった。早速濡れた服を脱ぎ、前開きの冬セーラーに着替える。前に使った衣装で、泥汚れが目立つやつだ。すぐに頭からのシャワーで濡れていく。先ほどの濡れた服とパジャマは池の中に沈めた。後から着せられるんだろうな。
「あのさ、ちょっと、いい?」あたしは旦那さまにバケツを差し出して求めた。
「何?」旦那さまは答えた
「このダサいの取り外して。」
ザバー。バケツの水を頭からかけてもらった。
「名前がうざいの。」
さらにバケツで水を浴びせられた。
「ひな、これでいいのか?」
「エヘヘヘ・・・・」全身ビッチョビチョに戻ったあたしはこのときが一番幸せだ。
「・・・あ、お昼ご飯食べな。」
「そうだな。ちょっと早いけどお昼にしようか」
「天気がいいからお外で食べよ。」
お昼ご飯は旦那さまがサンドウィッチを作ってくれた。仕事先の女優さんたちが大絶賛してくれると評判の、あたしも大好きなサンドウィッチだ。
シャワーを浴びながら食べてるので、どうしてもぐちゅぐちゅに崩れてしまう。食べこぼしながら、それでも、超美味しかった。
「おいしかったあ!元気でたよ。」
「ひな!あーあっ、こんなに食べこぼして。」
旦那さまは服に食べこぼしたパンを洗ってくれた。もちろんバケツで2杯。

「今何時?」
「12時すぎたとこだな。続き観ようか。」
「うん。」
シャワーが全身に行き渡るようにと、水がたまるようにビニールプールの上に立ってしばらく観た。彩夏さんの泥んこ、すごく可愛い。
「彩夏さんのローションははじめてみるんだよな?」
「あ、そうだねー。」
全身ヌルヌルの彩夏さん。めっちゃ嬉しそう!あたしもまたヌルヌルになりたいなぁ。
「もうちょっと光沢感があっても良かったんちゃう?」
「さすがひなだな~。そこ、僕も気になったんだよ。」
「やった~あたり!ご褒美ちょうだい?」
バケツを差し出した。だんなさまは池の水をくんで、頭からぶっかけてもらった。足首まで水がたまったビニールプールに座った。
「ひな、辛くないか?」
「平気だよ!全然元気!」
とは言ってもずっと頭に刺激があるのは少し痛かった。旦那さまはシャワーホースを蛇口からはずし、別のホースをつけ、その先をビニールプールに入れた。あたしはホースを持って顔に水をしばらくかけた後、襟元に差し込んだ。
「ひなぁ・・・・可愛いなぁ。」
「へへっ」あたしは悪戯っぽく笑ってみせた

映像の終了と同時にバケツの水を浴びた。まもなく2時。着替えの時間だ。今度はピンクのワンピース。ふわっとしたスカート部分がお気に入り。まず池の中にワンピを沈めて、ビチョビチョ冬セーラーを脱ぐ。そして池に頭を突っ込んでワンピを探し、見つけたら池の中に潜って着る。池からでたらすでにビチョビチョ。ふんわりスカートも脚に張り付いて、気持ちいい。

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