2024-05

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小柴文佳の3日間 (1)

「文佳、本当に3日間も大丈夫か?」
「平気だよ。あたしだってもう中学生だよ。一人でお留守番ぐらいできるって。」
小柴夫妻は今日から夫婦水入らずの温泉旅行に出かける。20周年の結婚記念日を真ん中に含めた2泊3日。文佳は初めて一人で3日間留守番をするのだ。
「フミちゃん、なにかあったら、遠慮なく電話してね。」
母が心配そうに言う
「うん、それじゃ、行ってらっしゃい!」
文佳はいつも通りの元気な笑顔で答えた。
「行ってきま~す。よろしくね!」

「さて、と・・・」
文佳は車が去っていくのを見送って、忘れ物を取りに戻ってこないことを確かめるために30分テレビを見ながら待つと、冬のセーラー服に着替えた。
まだまだ夏休み。制服はタンスから出してきた。少しタンスの中の独特のにおいがする。
これから自分がすることに対する高揚感と、期待。あの日味わった興奮、ずっと胸に秘めてきたあの悦楽。この3日はそのために生活の全部を『それ』に捧げる。
まず友達からの連絡を絶った。自分も旅行に付いて行ってることにしたのだ。
それから、親には友達のところに出かけるかもと伝えた。心配させないように、泊まりはしないつもりだけど、とも付け加えて。
「よし。」
制服を着て、洗車用の特大バケツを取り、風呂場に行く。昨日の残り湯はまだぬるい。バケツに残り湯を汲んで持ち上げると、自分の座っている横に置いた。
さて、どうしよう。頭から浴びるのもいい。頭をバケツに突っ込んで滴る水を楽しむのもまた素敵。足だけまず入れるのもいいかもしれない。
迷った揚げ句、結局頭から浴びることにした。重たいバケツを頭の上に持ち上げ、ゆっくりと逆さにした。
『ザバァーッ!』
大量の水が文佳を濡らしていく。文佳はゆっくりとその水を受け止める。やっと膨らみ始めた胸、張りのある太股、分厚い制服、可愛い白のリボンもびしょびしょに濡れていった。
たった1杯でもう全身びしょ濡れ。文佳は空のバケツを持ったまままた湯船で水を汲み、何も考えずにもう1杯浴びた。
「ふう。」
ビットリとした下着、ちゅっと音がする靴下、ぽたぽた滴り落ちる水滴、濡れて貼り付く冬の制服。とても重たい。でも、気持ちいい。
文佳は洗面台に置いておいた携帯に手を伸ばした。中学入学記念に買ってもらった最新の防水の携帯だ。
自分撮りモードにして、写メを撮る。セルフタイマーにして、全身写真を撮る。びしょ濡れの自分にまた悦楽を感じる。今度はバケツに水を汲み、セルフタイマーにして、水を浴びているその姿を撮影。何枚も撮り、何杯も浴びた。次は湯船の縁でセルフタイマーにして、立て膝で湯船に頭を突っ込み、あがったところを撮影。5回以上は撮り直した。
今度は動画モードにして、撮影開始の瞬間に湯船に潜る。素早くあがり、ビチャビチャ水を滴らせながら全身を映す。これも5回。
最後にシャワーの水とお湯両方を全開にして、バケツに水を汲んで、それらを全部浴びながら撮影。これも5杯分やった。

濡れた制服を脱ぎ、体を拭いて着替え、携帯の写真や動画を全てパソコンに保存した。
制服を洗濯機にかけた。乾燥まで自動でしてくれるやつだ。
ずぶ濡れになると凄く体力を使う。1時間程ベッドで休むと、昼ご飯を作って食べた。

次の服は、まずスクール水着を着て、その上から灰色のジーパンに、白の長袖カットソー。靴下は紫と白のストライプ。上から明るい赤のパーカーを着た。さらにその上から母のダイエットスーツを着て、温かいコーンスープを入れる。カップと縄跳びを持って裏庭に出て、縄跳びを始めた。
裏庭とはいえしっかり陽が当たる。文佳は汗びっしょりになりながら縄跳びを続けた。水分補給はこれまた熱いコーンスープ。
中の水着はもう汗でベトベトだ。十分に汗をかくと、ダイエットスーツを脱ぎ、また縄跳び。シャツもかなり汗で濡れてきた。
しっかり汗をかいたら、その姿をまた写メで何枚も撮った。
そして庭の植木用シャワーを頭から浴びた。
パーカーは濃い色になり、ジーパンも黒くなった。普段シャワーを浴びるように浴びたあと、胸元にノズルを突っ込んで浴び、濡れた姿を何枚も写メ。工具箱からプラスチックの結束帯を取り出し、シャワーを柱に括り付け、取っ手の部分を固定すると、浴びながら写メとセルフタイマーで何枚も撮った。最後に、風呂場から持ってきておいたバケツにシャワーの水を汲み、動画を撮りながらシャワーとバケツを一気に浴びた。

結束帯を切り、シャワーでバケツに水を汲んだ。汲み終わるまで撮影し、バケツがいっぱいになると携帯を置き、バケツの半分水を浴びた。残り半分の水になったバケツを片手で持ち、水を浴びながら撮影。空のバケツを頭にかぶりながら撮影もした。バケツをとると、顔にシャワーを当てながら撮影し、シャワーを止めた。バケツを片づけ、縄跳びを結び、最後に濡れたパーカーを脱ぎ、撮影。次はカットソーを脱いで、スク水にジーパンという変な格好で撮影。ジーパンを脱いで撮影し、靴下を脱いで部屋に戻った。濡れた服はバケツに詰め、洗濯機で脱水だけした。冬セーラーをタンスに戻し、1時間休憩と、普段あまりできないTVゲームをして過ごした。

夕食後、雨が降り出した。文佳は母のダイエットスーツ以外の脱水を終えた先ほどの湿った服を全て着て、中学の赤ジャージをビニール袋に詰めて、携帯だけを持ち、自転車で出かけた。雨はまだ小降りだったが、暗くても分かる黒い雲が空を覆い尽くしていた。
銀輪を走らせて向かった先は河原。土手になっていて、サイクリングコースがあるのだ。なるべく家から離れて上流に行く。この時間にこの天気だ。人っ子一人すれ違わない。
雨は次第に強くなり、土砂降りになった。乾き始めていたパーカーもどんどん濡れていき、カットソーにまで染み込んできた。文佳は橋の下で自転車を止め、携帯をかごの中にいれた。橋には排水部があり、河原に直接流れるようになっている。ビチャビチャと音を立てているその下に入り、女の子座りで浴びた。しっかり浴びると、そのまま走って川に飛び込んだ。
川はかなり冷たかった。夏の暑さに加え、自転車を全力で走らせた暑さもあり、文佳はとても気持ち良く感じた。さらさらとゆるやかに流れる川と、滝のような雨。ばしゃばしゃ水をたてて遊び、潜っては顔をあげ、川に仰向けに倒れたり、うつ伏せに倒れたりした。川からあがり、濡れた服を眺めた。至る所から水が垂れて、絞ると大量の水が落ちた。ある程度絞るともう一度飛び込み、また潜った。今度はすぐに上がり、全身びしょ濡れのまま携帯とジャージを持ち、自転車を置いて歩き出した。

滴で足跡を付けながら歩く。さらに上流には土手の上の小さな公園があった。街灯が一本、周りには何もなく、泥まみれの砂場と錆びたブランコが寂しげに照らされていた。文佳はもう一度川に飛び込み、あがるその足で泥まみれの砂場に倒れ込み、寝転がった。全身泥んことまではいかなかったが、かなり泥が付いて汚くなった。街灯の下で何枚も写メを撮った。次はパーカーを脱いで川に飛び込み、砂場にスライディングして転がり、座って泥を固まりで手で掬い、何度も服やジーパンの中に入れた。パーカーで手を拭いてまた撮影。立ち上がるとボトボト泥が落ちた。その場で汚れたシャツとジーパンを脱ぎ、ジャージに着替えた。
汚れた服を全部もち、携帯をしっかり握り、袋をジャージの腰に入れ、川に飛び込んだ。一度潜った後、仰向けに川に浮かび、流れに任せた。流れは緩やかだから溺れることはない。しばらくして数メートル下流に来た。上がって荷物を河原に置き、また川にもどって潜っては上がり、潜っては上がりと3回繰り返し、荷物を抱え、自転車に戻った。

橋の下で汚れたシャツとパーカー、ジーパンを川に入って洗い、川の中で着た。上がると服はごわごわしてとても重たかった。その格好のまま家路についた。


庭で濡れたその姿を撮影し、濡れた服を全部脱ぎ、洗濯機にかけ、文佳は水着のままお風呂に入った。お風呂はわかしていないのでぬるかったが、夏なのでそれほど気にしなかった。洗っている最中に水着を脱いだ。
くたびれたのでその日はそのまま布団に入った。

コメント

新作です。

文字数の都合上こちらでは分割してますが、Web版に載せるときはくっつけて載せます。

タイトルの「小柴文佳の3日間」。
書き始めたのが「椿山課長」のドラマが放映された時期だったので。
政策にめっちゃ時間がかかりました(開始は多分前年11月)

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