2010-02

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小柴文佳の3日間(2)

朝7時、文佳の携帯のアラームがなる。どんなに疲れていてもスタイルは変えない。
パジャマのままシャワーを浴びた。その姿も撮影した。着替えて朝ご飯のあと、パーカーとシャツをしまった。

ベッドに横になり、あの日のことを思い出していた―――

文佳には稔という幼なじみがいた。稔は小学校卒業と同時に父親の仕事の都合で地元を離れることになった。今の世の中は便利で、インターネット電話やメールなど、どんなに離れていても簡単に通じ合うことができる。だからすぐに連絡を取り合い、写真を送ったり、電話したりしている。
稔は思春期が早かった。性のことについて、文佳はいろいろな事を教えられた。だいたいが本の受け売りだったが、それでも多くのことを学んだ。胸の膨らみや初潮、性行為に至るまで。
文佳は稔に好意と興味を持ち、どんなことに興奮するか聞いた。
「えっ、俺は・・・服を着たまま、シャワー浴びたりしてずぶ濡れになること。」
「・・・それはあたしがってこと?」
「両方。自分もずぶ濡れになれば興奮するし、フミが水浸しになればそれも興奮する」

その日はまだまだ寒い冬だった。文佳はその日、親のいない時間を見計らって、稔と体操服を着て、お風呂でびしょ濡れになった。全身ずぶ濡れになるとなぜだか自分も興奮してきた。濡れた服の貼り付き、イケナイ事をしているという罪悪感。
その日、文佳は稔に処女を捧げた。文佳は今でも初めてが稔で良かったと思っている。

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小柴文佳の3日間 (1)

「文佳、本当に3日間も大丈夫か?」
「平気だよ。あたしだってもう中学生だよ。一人でお留守番ぐらいできるって。」
小柴夫妻は今日から夫婦水入らずの温泉旅行に出かける。20周年の結婚記念日を真ん中に含めた2泊3日。文佳は初めて一人で3日間留守番をするのだ。
「フミちゃん、なにかあったら、遠慮なく電話してね。」
母が心配そうに言う
「うん、それじゃ、行ってらっしゃい!」
文佳はいつも通りの元気な笑顔で答えた。
「行ってきま~す。よろしくね!」

「さて、と・・・」
文佳は車が去っていくのを見送って、忘れ物を取りに戻ってこないことを確かめるために30分テレビを見ながら待つと、冬のセーラー服に着替えた。
まだまだ夏休み。制服はタンスから出してきた。少しタンスの中の独特のにおいがする。
これから自分がすることに対する高揚感と、期待。あの日味わった興奮、ずっと胸に秘めてきたあの悦楽。この3日はそのために生活の全部を『それ』に捧げる。
まず友達からの連絡を絶った。自分も旅行に付いて行ってることにしたのだ。
それから、親には友達のところに出かけるかもと伝えた。心配させないように、泊まりはしないつもりだけど、とも付け加えて。

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