2009-02

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モデル体験記 番外編 (2) 監督日誌

初の撮影はひなとつきあい初めてすぐにとった。1年程前である。
ひなとの出会いは水沢陽菜時代に愛美という女優からの紹介だった。「私は裸が基本だけど、彼女は服着てないと映してもらえないからねぇ、」なんていう冗談から私の大きな野望に発展したのだった。
AV監督というのは意外と自由が無く、製作会社に言われたとおりの内容から詳しく作るだけである。だから、自分が撮りたいものはごく僅かだ。しかしこちらもおまんま食わして貰っている身、文句は言えまい。
ずぶ濡れの女性の美しさは計り知れない。妖艶かつ無邪気。女性の魅力である「美しさ」と「可愛さ」を両方感じられるずぶ濡れというものはある意味最強の演出である。また、日常にはあまり存在し得ない世界であり、その幻想感も魅力の一つであると私は感じている。
水沢陽菜はずぶ濡れになることが多いタレントだった。テレビデビューは水死体役だったはずである。そのあどけない表情と、濡れたときにだけ現れる笑顔。笑顔のシーンは濡れていなくてもあるが、ずぶ濡れだと素の笑顔になっているように見えた。
ひなは妻であり、うちの看板女優だ。初めて撮影した映像と、モデル募集の告知を使ってホームページを立ち上げた。
撮影スタッフはDとひろしにお願いした。Dは職場の部下で、ひろしは大学の後輩。どちらとも趣味が同じ。

彩夏さんとの出会いはごく最近だ。撮影日は、これまで撮ってきたものが、最初のプールが6月の第1日曜日、泥の沼は次の日つまり月曜日だ。ある企業の社長であるひろしはわざわざ休暇を取って撮影に参加してくれたことは大変ありがたく思う。
にしても、彩夏さんはなぜWETモデルになってくれたのだろうか。ひろしが言うには相当デキるOLさんだったらしい。それこそ、たとえ前の会社から解雇されたとしてもほかの会社ででも成功できそうなものだが。実際ひろしも引き抜きについて語っている節があったし、言葉は丁寧でしなやか、色仕掛けのような馬鹿なマネはせず説得力のある話し方をする女性だという印象が強く伝わってきた。
それからもう一つ不思議なところがあった。WETモデルをするというのに服のままびしょ濡れになったのは一度きりだという。理性で物事を考える印象の彩夏さんが、あっさり「ずぶ濡れは気持ちいいんだ」という感情を受け入れているのが不思議でならない。またそれ以上に不思議なのは、こちらが提示した項目すなわち、「ずぶ濡れになる」「全身泥んこになる」「ローションまみれ」「パイ投げ」「粉まみれ」「食材messy」「街中でのWET」「一部の水責め」すべてに同意していることだ。ずぶ濡れ以外はすべて未体験であるにも関わらずあっさりOKしたのはなぜだろうか?

モデル体験記 番外編 (1)

今日は彩夏さんだけで撮影。私は毎年夏になると2週間おきに開催する『ずぶ濡れ感謝祭』というオフ会に呼ばれていた。
女性陣はあたし、愛美、今年大学生になった麗ちゃんと春香ちゃん、ネットアイドル兼コスプレイヤーの絵瑠さん、キャバ嬢の美緒ちゃんなど、9人。
男性陣は春香ちゃんの彼氏の昌樹くんと友達の博之くん、商社に勤めている景さんなど8人。それから今回は不参加だけど監督、ひろしさん、Dさん。
今回のテーマは川。カラッと晴れた夏の空の下、私ら9人はバケツや川への突き落としなどでびしょ濡れにさせられるのだ。もちろん男性陣もずぶ濡れになるんだけど。
会場となったのは廃道をぬけた森の中。清流がサラサラ流れ、人目に付きにくい場所だ。
まずそれぞれペアを組む。今回はあたしが一人ぬけてあとの8組ができあがった。あたしの号令とともにまず男性から女性にバケツの水を頭からプレゼントする。次に、今度は女性から男性に水をプレゼント。あとはもう思い思いのスタイルで水を掛け合ったり、後ろから水で襲ったり、川に潜ったりしてビチョ濡れになる。最初に参加できなかったあたしは男性からひとり一杯ずつ、手の空いているときに浴びせてもらい、久しぶりにあった麗ちゃんと春香ちゃんと美緒ちゃんとで水を掛け合う。
30分くらいでみんなあがって服を絞り、それぞれ休憩。ここでプレイや触ることは男女とも完全に禁止だけど、オナニーは認めている。だから男性陣はあたしらをオカズに自慰をしてくれる。逆に女性陣も互いの濡れ姿をオカズに?愛美と美緒ちゃんはオナニーをしていた。
男性陣のリクエストで春香ちゃんに一杯ずつ水を浴びせることになった。春香ちゃんはうれしそうに、「たっっぷり、浴びせてねっ」と笑った。
春香ちゃんは全員からだから計16杯、これ以上もう濡れることができないくらい水を浴びた。ボタッとしたブレザーの下のシャツとネクタイを軽く絞ると、次は美緒ちゃんに16杯。美緒ちゃんの黒いドレスは体からくっついて離れないようになっていた。続いてあたし。これ、体験してみてわかったけど、10杯目あたりで『もうやめて~』って言いたくなる。濡れるのは大好きなんだけど、服がぎゅっと締め付けて重くなる上に頭から冷たい水が休みなくかけられるから、めっちゃ疲れる~。で、あたしは長袖の白いセーラー服が透けて青のブラがまる透け状態。スカートもボッタリ貼りついて、気持ちいい~。次は愛美。愛美はブラウスを着てたんだけど、途中で帰りの着替えにしていたサテンのドレスに着替えて(一度男性陣の目の前で下着姿になって)、ざぶざぶ濡れちゃってた。
最後になってようやく麗ちゃんの番になった。「麗ちゃんは待たせちゃったから、僕らから2杯ずつプレゼントするね。」と、最初の16杯を麗ちゃん一人で浴びた後、春香ちゃんと背中合わせに座ってさらに男性陣からの2杯ずつ計16杯を浴びたのだった。麗ちゃんは何度も「もういいよ~」といいながら全部浴び、浴衣はよれよれになっていて半分脱げかかっていた。
それぞれ着ているものを直すと、麗ちゃんと春香ちゃんとあたしはしばらくお喋りをした。ときどき男性陣からバケツの水を浴びせられながら。
2時間くらい楽しむと解散になった。あたしは麗ちゃん、春香ちゃん、美緒ちゃん、愛美と帰った。麗ちゃんと春香ちゃんは途中の公衆トイレで着替えたけど、あたしらはずぶ濡れのまま帰った。

撮影現場に戻ると、彩夏さんがヌルヌル液にまみれて笑っていた。気持ちいいかどうか聞いたら、「たまんない!」だそうだ。

モデル体験記 (7)

朝起きると、ひなさんは用があって出かけていた。今日の撮影は私だけ。ローションまみれになるのだ。
まず水着。その上から体操服を着て、それからブラウスとロングスカートを着た。

「彩夏さん、今日する事はわかってるね?」監督が聞いた
「あ、はい。ローション、ですよね。」
「そう。今日は彩夏さんのために特別に用意したローションだよ。さ、入って。」
監督に誘われて部屋に入ると、白い猫足の大きなバスタブと青いバケツ数個が並んでいた。よくみるとどれにも気泡が入った液体が入っている。
「こんなに・・・」
「そう。今日はヌルヌルになっちゃうね」
「あ、はい・・・」
「覚悟はできてる?」
覚悟・・・・そうか。確かに結構覚悟がいるかも。でも、覚悟はもうしてる。
「はい。大丈夫です。」
撮影開始。
「はい、彩夏さん、今日は」
監督さんに続けて言う
「はい、ろ、ローション・・・・・ですね。」
「まず触ってみようか。」
バケツに入ったローションに指を入れる。先週もらったサンプルのよりずっと粘りけがあって、指を出すと糸のように液体が垂れていた。
「どう?」監督が聞いた
「えっ、んーと、面白いかなぁ?」
「それじゃあね、座って。」
私はバスタブの横のビニールプールに座った。
「それじゃいきますよ。」監督はバケツを頭の上に持ってきた。
「えっ?えぇー!!」と叫んだ刹那、大量のヌルヌルの液体が頭から襲った。
一瞬にしてローションまみれ。髪がねっとりと顔に貼りついた。私は髪を整えると、下に流れたローションを体に塗り付けた。
「どうですか?」監督に聞かれ、私は正直に答えた。
「気持ちいい、です。」
監督は次にローション風呂に入るように指示した。私はヌルヌルの床に戸惑いながら掴まり立ちをしてローション風呂に入った。しばらく自由に塗ったり浸かったりして遊んだ。
「彩夏さん、素潜りの練習、しよっか。」
「え゛?あ、はい。」
ひろしさんに耳栓をもらい、しっかりとつける。耳の中にローションが入ると水よりやっかいだからだ。ゆっくりとひざを曲げてお尻を滑らせると、仰向けにローションの中へ。顔を入れる決心がなかなか付かない。もう耳までローションまみれだけど。
すると、監督は柄杓で私の顔にローションを浴びせた。私はゆっくりと顔をローションに沈めた。

監督に手を引っ張って起こされると、目から鼻からローションが垂れ落ちた。なんだか凄く恥ずかしい。だけど目を開けられない。目の周りのローションを手で拭い、ゆっくりと目を開けた。服はよれよれ。髪はピカピカ光って、面白かった。続いてうつ伏せ。頭を膝に近づくように入れ、監督に背中を押さえつけられる。3秒くらいローションに全身が浸かり、監督に手を引っ張ってもらって一気に立ち上がった。前が見えない・・・ローションまみれの手で目についたのを拭い、ゆっくりと目を開けた。監督に支えてもらいながら先ほどのビニールプールにたつ。たっていられないから浴槽に掴まりながら。
耳栓をはずし、ローションまみれの服をなでる。ヌルヌルベトベトで、気持ちいい。
「しばらくそのまま遊んでてもらえる?バケツ一つ使っていいから。」監督はそういうと、カメラの方にまわった。私はローションを手ですくっては体に塗ったり、頭から浴びたりした。ひろしさんがペットボトルに入れたローションを頭からかけてくれた。
「気持ちいい?」監督が聞いた。
「はい。」
「どんなふうに?」
「服がベターって貼りついてるのに、ヌルヌルしてるから?かな?」
「今の自分の姿見てみる?」
私は軽く頷いた。監督は姿見を持ってきた。見た瞬間、
「うわぁ・・・」と声を上げてしまった。ベトベトになった体や顔からトロンと液が流れている。ひろしさんがバケツのローションをゆっくりとかけてくれた。右目が覆われて見えなくなったけど、ネバッとした液体が私に流れる姿が左目に焼き付いた。鼻からにゅるっと液体が流れて恥ずかしかった。
「はい、今度はね、もう一度耳栓をして、ちょっと両手をあげて」
私は耳栓をして、万歳をした。監督の指示で右手で左手の手首をつかみ、バスタブの先ほどは足側だったところに水面に向かって立った。そのままゆっくり前に倒れる。腰を曲げ、水面ぎりぎりに顔を近づけた。するとひろしさんが右手首をつかみ、息を大きく吸うように指示され、ローションの中へ引っ張り込まれた。そのまま潜り、底面ぎりぎりをゆっくりと進んで、頭側から引き上げられた。バスタブの縁をつかむと体を引き寄せて顔を水面に出した。呼吸を整えると頭から特大のバケツ1杯分を浴びた。
「ぷへぇ・・・」なんて声を漏らしてしまった。バケツを浴び終わるともう一度自分で潜り、バスタブから出た。クタクタで頭はカラッポだったけど、気持ちよかった。そこでいったん撮影終了。水分補給と休憩をはさみ(もちろんローションまみれで)、次の撮影。次はローションまみれ生着替え。まずブラウスを脱ぎ、スカートを脱ぐ。下の体操服は脱がないようにはがすのは一苦労だった。ぼったりとした体操服は当然下の水着を透けさせてくれていた。そして、ジャージを上から着たうえにセーラー冬服を着るんだけど、どちらの服もローション風呂に沈ませてから着る。まずはジャージを沈ませ、私は自主的に耳栓をして頭だけ風呂に突っ込み、あがったところでジャージを取り出し、すぐに着始めた。でもやはり変なところで貼りついて、重たいローションまみれの服は凄く着づらい!10分以上かけてようやく着終わった。続いて冬セーラー。もちろんバスタブにつけ込んで、ジャージの上から着る。その最中ずっとひろしさんはペットボトルでローションをかけてくれた。
「着終わった?OK?」監督に聞かれて頷いた瞬間、バケツのローションが頭から襲った。これでしばらくローションで遊び、ようやく終了。
とそこへ、湿った服を着たひなさんが帰ってきた。たぶんどこかでずぶ濡れになってそのまま帰ってきたんだろう。ローション気持ちいいか聞かれたから、「超気持ちいいよ!」と正直に答えた。
ひなさんに手伝ってもらってローションを洗い流し、昨日濡らした服(もう乾いていたけど)を着て、また池に入ってずぶ濡れになった。

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