2024-05

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モデル体験記-アメリカ編- (2)

機内で眠れなかったひろしさんをよそに、私とひなさんは元気いっぱいで空港を見て回った。フライドチキン屋さんの人形みたいな顔のおじさまが近づいてきた。
『ひなさんと彩夏さんだね?STAR WAMS主催のハワードだ。』
『お会いできて光栄です。ハワードさん』
『ほぉ、なかなかの英語ですね、彩夏さん』
横からひなちゃんが入ってきて、
「何?なんて言ってるの?」
「こちら、STAR WAMS主催のハワードさん。」
「はわーどデス、ヨロシク。」
「あ、よろしくお願いします。ひなです。日本語できるんですね。」
「スコシ。」

ハワードさんのワゴン車に乗り、撮影場所に向かう。
『時差は大丈夫?眠れた?』
『眠れましたよ。ただ一人をのぞいては』
後部座席で寝息をたてていたのはもちろんひろしさん。
『あのスタッフ大丈夫なのかい?』
『んー、たぶん。』
ハワードさんと監督さんとで笑った。

車は1時間ほど走り、ようやく到着した。ハワードさんの自宅だ。奥さんのヒロコさんが迎えてくれた
「いらっしゃい。長旅お疲れさま。」
「あれ?日本語・・・」
ひなさんが言った
「私は日本人よ。」
ヒロコさんが言った。ハワードさんが続けた。
『彼女が留学中に出会ったんだよ』
「奥さんの留学中に出会ったんだって。」ひなさんに教えてあげた。
「へぇー。」
「今日はみなさんを歓迎してパーティをします。」
『撮影は明日からだよ。』
「撮影は明日からだって」
ひなさんは頷いた。

パーティの間いくつか質問をされた。ずぶ濡れは好きか、あのDVD(監督は全編見たようだ)はどうだった、そんなようなことだ。ひなさんに訳しながら答えた。
最後の質問は
『ここにプールがあるが、今すぐ飛び込みたいか?』
『もちろん。ひなちゃんも同じはず』
『飛び込んでくれてもいいぞ。』
ひなちゃんにそれを伝えた瞬間、ひなちゃんは飛び込んだ。私も入った。ひなちゃんは人魚のように泳ぎ回り、ヒロコさんも入ってきて3人で泳いだ。
順番にあがり、濡れた服や髪を整えた。
『日本の女性は素晴らしいね。』
ハワードさんは独り言のように言った
『なぜ?』私は聞いた。
『ん、日本の女性は髪についた水を落とすのに優しく髪をなでるから。こちらではほとんどの人は頭を振るからな。それもダイナミックに。』
『あーなるほど。確かにそうですね。』

プールから上がり、しばらくずぶ濡れで過ごしていると、スタッフやモデルさんがやってきた。スタッフは6人。かなり本格的だ。モデルさんはジェシカさん、そしてヒロコさんだ。
ジェシカ「彩夏さんとひなさんだっけ。」
ひな「あれ?日本語話せるの?」
ジェシカ「ええ。子供の頃から日本が好きで、大学でも日本語をとってたのよ。」
ハワード『今回二人のDVDを紹介してきたのもジェシカなんだよ。』
彩夏『そうなんですか』「・・・だって、ひなちゃん」私はひなちゃんに訳した。
ひな「じゃあ、見てくれたんだね!」
ジェシカ「ええ。二人のどろんこ姿、艶やかだったわ。」
ひな「艶やかって・・・」
ジェシカ「あれ?言わない?」
彩夏「若い人はあんまり使いませんね」
ジェシカ「そうなんだ。日本で喋ったことないから時々変な言葉喋っちゃうかもしれないけど、ごめんね。」
彩夏「いえいえ、大丈夫です。」
ジェシカ「あら、よくみたら二人とも服湿ってるじゃん」
さっきまでビチョビチョだったはずなのに、もうほとんど乾いていた。
ジェシカ「泳ぎましょ。」
またプールに入り、泳いだ。

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