2024-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モデル体験記 (5)

次の撮影日は雨だった。私は傘を差さず自転車で撮影に行った。びしょびしょとはいかない弱い雨だったけど、それでも服はしっとりとしていた。
着く寸前になって少し雨が強くなり、空も一段と黒い雲が覆った。これから強く降り出すのだろう。
ついてすぐ監督はこう言った
「彩夏さん、今日の予定変更。庭に出てて。」
庭に出て行くと、池があった。なにも泳いではいなかったが。
ひなさんが珍しく?乾いた服で来た。庭に立ってすぐに撮影開始。しばらくすると大粒の雨が降り出し、私とひなさんは、というか監督やひろしさん達もだけど、一気にずぶ濡れになっていた。
「じゃあそこに座って」
監督は庭の椅子を指さして言った。私たちはゆっくりと腰を下ろした。たまっていた雨水でぴちゃっとお尻が濡れた。2つのバケツの水がテーブルに用意され、ひなさんにまず浴びるように指示された。ひなさんは座ったままバケツを抱えると、両手に持ちかえ、頭の上に運びそのままくるんと逆さまにした。弾ける音とともに大量の水がひなさんをつつみ、流れ落ちていった。
続いて私も同じように浴びた。これでもう二人ともびっちょびちょだ。
続いて椅子から立ち上がり、監督とDさんが椅子を池に沈めた。
「じゃあ、座って。」
監督は指示した。つまり池の中で座るということか。
早速ひなさんと池に入った。冷たい水だ。少しこけで汚れていた。私は私服だったけど、もう構わなかった。そもそも濡れながら自転車で来たんだし。
池で座ると、肩が出た以外は水の中で、相当深かった。ここから、Dさんとひろしさんのバケツとシャワーの叩きつけ攻撃が始まった。息継ぎがとても大変だったが、監督が止めるまでの数分間、何とか耐え抜いた。
「はいそれじゃあ髪をあげずにあがってきてね・・・あっ、」
ひなさんも私もつい髪を整えてしまった。なので一度潜り、そのまま一気にあがった。
しばらく濡れた服から水が滴り落ちたところを撮った後、撮影終了。あとは自由になったので、ひろしさんと池の中に入り、水を掛け合って遊んだ。するとそこにバケツの水が私めがけて降り注いだ。ひなさんだった
「仲良さそうだね。付き合ってるの?」
私とひろしさんは正直に答えた。
「マジー!?うちら夫婦のほかにもずぶ濡れカップルやと~?」
といってひなさんは私の頭を池に押し込んだ。すぐに手を離し私は顔を上げた。私は少しむせ、椅子を引き上げてひなさんに渡し、池からあがった。雨はすっかり止んでいて、夏の日差しがまぶしかった。監督が言った
「彩夏さん、風呂で撮影するから、そのまま風呂に来て。ひなは終わるまで池に沈んでいなさい。」
ひなさんはホースを渡され、すぐにひなさんは池に飛び込み、潜ってホースを口にくわえた。最初に水を吹き出すと、そこから息をし始めたらしかった。
「ひなさん、大丈夫なんですか?」
監督に聞いた。
「ああ、あれはわざとやってみせてるけど、すぐあがって息継ぎするから大丈夫。」
といって、私を風呂場につれていった。
風呂場にはすでに3台のカメラが用意してあるらしい。シャワーの上に一つ、浴槽の端に固定されて一つ、そして手持ちのカメラだ。
「あの、次の演出は・・・?」
私が聞いた。
「次はね、その手持ちのカメラを持って、自分撮りして。普段入っているように。ただし服は脱がないで。自分撮りだから、自分の今の様子を喋ってね。あと、なるべくサービスショットをよろしく」
・・・・・えっ、
「じゃあ、僕らは出ているから。」
そういうと、カメラをスタートさせて監督さん達は出ていった。私はずぶ濡れのまましばらくきょとんとしてしまったが、とりあえず始めてみることにした。
「えーっと、はい、びしょびしょでーす。池の水、冷たかったです。」
と、私は全身を映した。掛け湯をして、早速湯船につかる。
「あったかーい。ほら、しっかり湯船の中に服のまま入ってますよー。」
また全身をゆっくり映した。
「ちょっと失礼しまーす」
と、私は襟首を右手で掴み、服を引っ張ってお湯を入れた。サービスに谷間を映した。
十分温まったので、立ち上がった。
「おおお~、びちょびちょで~す!」と叫び、全身と滴る水を映した。
洗い場に出てカメラを置き、向きを顔に合わせる。桶でお湯を頭から2杯かぶり、カメラに手を振る。シャンプーを取り、少し泡立てて頭を洗う。
「実は服のままでお風呂とか初めてなんだよねー」と言いながら頭をこする。続いて毛先を丁寧に洗い、シャワーを出して頭から浴びた。カメラの方を向き、頭と毛先を丁寧に洗い流す。最後にシャワーのお湯をおけにくんで頭から浴びて、髪は終了。
次は体。といっても服のまま洗うってどういうことなんだろう・・・
「あ、カメラ・・・どうしよ」
とりあえず遠めにおいてみた。
「これで見える?」
(後からチェックしたらしっかり映っていた。よかった。)
「とりあえずこれで行くよ?いい?」
私はナイロンのタオルにボディーソープをいつもより多めに取り、泡立てた。そして左腕から服の上からゴシゴシと泡を塗り付けた。全身泡だらけになったところで、ひとこと
「泡まみれだぁ。ヌルヌルして気持ちいいよ。」
次にシャワーを高いところから雨のように降らせた。私は頭からそれを浴びながらゴシゴシとこすり泡を落とす。
「体洗ってるのに頭から浴びるのって変?」とカメラに向かって言う。「でも普段こうやってるんだけど。」
しばらく頭から浴びるとシャワーを手に取り、泡の落ちていないところに当てる。ヌルヌル感を落とすため、念入りにシャワーを浴びた。いつもより多めにシャワーを浴び、最後にもう一度頭からザッと浴びてシャワーを止めた。
またカメラを持ち、顔を映して
「びちょ濡れー。」と全身を映した。立ち上がって胸をアップで写し、
「まだ小さいかなぁ。」と言い、上着を脱いでTシャツになった。
「どう?これなら結構わかる?」
シャツは透けて下に着ていた水着が見えていた。「ひなちゃんより小さいなぁ」
カメラを置いて濡れた上着を着直し、もう一度湯船につかる。服からゴポゴポと空気が抜け、ジーパンが浮き輪のように湯船に浮いた。
「わぁ、こんな風になるんだぁ・・・」
座りなおしてジーパンの腰部分を少し広げ、空気を抜いて座りなおした。
「気持ちいい~」
しばらく湯船にひたった。

「私の服のスポンジでどれくらい水かさ減るかな?ちょっと実験~」
そう言うと、私は湯船に前かがみに潜り、カメラを持っている手の先だけ浸けないようにし、そして素早くあがって洗い場にたった。大量の水が全身から流れ落ちた。
「ぷぅ、びっちょびちょだ~。」
全身を一往復ゆっくり映し、湯船を映し、また顔に向けて
「めちゃくちゃ減っちゃったね。お湯。」
と言い、最後に桶で頭から一杯お湯をかぶって
「はい、おしまい。」
もう一度全身を映して、監督を呼んだ

「監督ー?終わりましたよー。」
私はなるべく滴る水を落とさないようにひょい、ひょいと庭に出た。監督達はひなさんをちょうど撮り終えたところだった。
「あっ、終わった?じゃあカメラ貸してね。」
監督にカメラを渡すと監督は記録終了を押した。
「お疲れさま。後のこりの時間は映像チェックするから、着替えててもいいですし、そのままでもいいですけど、まぁ休んでてください。」
私は早速更衣室で着替えた。

コメント

あとがき

「監督、急な予定変更でしたね?」私は言った
「ああ、書き手が実際に予定変更したんだよ。本当はローション話をする予定だったんだけど、書き始めた日たまたま雨が降っていたらしくてね。」
監督は何を知っているのだろう・・・・

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://haword5555.blog.2nt.com/tb.php/31-0a77c77a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

ハワード(haword5555)

Author:ハワード(haword5555)
hawordの綴りが間違っているのは仕様です

Twitter...

ハワード 更新

カテゴリ

おしらせ (13)
単発WET小説 (20)
単発Messy小説 (5)
アイドルの楽しみ (10)
モデル体験記 (33)
AV女優という運命 (4)
シリーズ物(未定) (0)
雑文・その他 (14)
百合WAM小説 (3)

リンク

このブログをリンクに追加する

最新コメント

訪問者数(2009.2.21~)

最新記事

月別アーカイブ

Amazon

Amazon お気に入り

Amazon おすすめ商品

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード